トゥイーナー役のレーン・ギャリソンですが、昨年12月に死亡事故を起こした事について、今日10/31に判決が出ました。(事件の詳細はレーン・ギャリソンのカテゴリを参照)
執行猶予がついてこのまま釈放されるおそれもありましたが、検察側は4年8ヶ月の求刑を主張し、結果は州刑務所に40ヶ月(3年4ヶ月)の収監(画像有り)となりました。
この事件をずっと担当してきたエルデン・フォックス判事は、判決を言い渡す時、レーンに
「あなたが大きな間違いを起こした事で3つの家族に大きなダメージを与えてしまった。(レーンが)相当反省をしているという事は解りました。しかし、人が間違いを起こせば罰を受ける事を(人々に)理解してもらう必要がある。残念ですが、あなたは(罪を犯せばそれ相応の報いを受けるという)メッセンジャーになる必要がある。」
と話し、レーンにはすぐにでも罪を認めて、被害者家族(死亡した少年の家族、怪我をした女の子2人の家族)に合計約30万ドル弱(約3500万円/内訳として、特に怪我の酷い家族に約26万ドル/約3000万円))を支払う事を命じられました。
レーンは判決が出る前に、被害者家族に向かって、自分がどれほど後悔しており、気が狂いそうな程(病気になりそうな程)、毎日あの日の事を後悔していると感情をあらわにして話したそうですが、判決が言い渡された後は、冷静だったようです。
レーンの弁護士ハーランド・ブラウンはこの判決に納得しており、控訴(判決を不服だと訴える)せず、罪を受け入れると話したようです。
また、ツタヤの海外ドラマニュースにあるように、死亡した少年の友人、家族達が10/30に「レーンが最長の懲役になるように」という主張および、被害者家族、学校の先生や学校の生徒、近隣の住人などから集めた3000人以上の署名を裁判所に提出しようとしたのですが、エルデン・フォックス判事は「不適切だ」といって受け取りを拒否しています。
なお、レーンが飲酒運転をする危険を訴えた公共CMに出演した事も、エルデン・フォックス判事は刑期を決める上では参考にしていないようです。
「プリズン〜」ギャリソン、最長の懲役を求刑
30日に、死亡した青年の家族と友人たちは、ギャリソンに求刑されている6年8ヵ月の懲役を短縮することなく終わらせるよう求めた、3,600人の署名を裁判官に提出。友人の1人は裁判所外で「若い人々や社会、そして全ての人に悲劇のメッセージを伝えること。それは飲酒運転です」と声明文を朗読した。
個人的な感想ですが、レーンが死亡した少年達からスーパーで出会い、酒を購入し持参して(パーティー参加者は全員高校生/未成年である事から自分で酒を購入できない)パーティーに行ったこと、再び酒を購入してに外出していた事、その結果として少年一人死なせてしまった、という事に対しては責任を取るのは当然だと思っています。
しかし、死亡した少年の友人達は、レーンが飛び入り参加したパーティーの主催者側で、パーティーにはドラッグ(コカイン)があったという噂がある事、酒を持ち込んでいないものの?飲酒がなかったともいいきれない状況だったと思われます。その上、深夜に未成年を自由にさせていた、という保護者にも責任があるはずです。
こうした事から単に自分達にかかる責任を逃れる為(論点をすりかえる為)にレーンに全責任をかぶせる方向、で盛り上がっているだけにしか見えななくもありませんでした。(今回、および前回の公判でも友人達は死亡した少年の写真が入ったメッセージ入りのおそろいのTシャツを10人以上が着用して傍聴席に座っており、今回の公判もスニーカーやサンダルを履いた大勢の高校生が裁判所に赴き、中に入れない生徒達は中から携帯/ブラックベリーなどで状況を逐一教えてもらっていたようです。)
死亡した少年の家族は一人息子を失ったこと、自責の念などもあるでしょうし、冷静な状況にはなれないのが当然だと思いますが、周囲の生徒達は、酷い見方ですが少々芝居がかった演出というか何かイベント的な趣を感じる部分もありました。
友人達の主張は確かに最もな意見なのですが、こうした事情から一方的に自分達だけが被害者である、自分達には無関係だ、というような振る舞いにも見えるので、今回のこの受け取り拒否は致し方ないと思われます。(個人的な感想なので、判事が受け取り拒否をした理由ではありません)
レーンは収監までに3ヶ月間(91日間)収監されていた、という事や、模範囚であれば言い渡された収監期間より実際の収監期間は短くなるので(パリス・ヒルトン
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