
(ニュース番組)
・ニュース番組のアナウンサーが逃走中のマイケルとリンカーンのインタビューを紹介する、と言うとリンカーンの画像が画面にアップになる。リンカーンは自分の名前、そして自分が無罪であることを宣言する。
- その6時間前 -
(モンタナ州:モーテル)
・日が落ち夜の気配を見せ始めた頃、モーテルの外にパトカーの光が見えて完全に包囲されているマイケル達は、モーテルの外からハンドスピーカーを使い名前を呼ばれ投降を呼びかけられる。パトカーの横にはニュース番組のレポーター、カメラマンも待ち構えている。
・すると、ケラーマンが自分の身分証をドアの外にだし「FBIだ、マイケルとリンカーンを拘束して出て行くから、銃をおろせ」と警告する。テレビのカメラが回る中、ケラーマンはリンカーンとマイケルを連れて出てきた。そして、車にマイケル達を載せようとすると、リンカーンが銃を取り出し、ケラーマンがカメラマンの男を拉致して近くにあった車にカメラマンと共に乗り込みその場から逃走する。
(イリノイ州:FBIシカゴ支局)
・日が落ちる頃、FBIのマホーン捜査官も支局に戻ってくる。

マイケル達の情がなく、いらついたマホーンは荒々しくウィーラー宛の電話に割って出ると、相手にどのくらい前のことだと聞く。
2.
(モンタナ州郊外)
・次の日になり、リンカーンが河川敷の下の道路を運転する車の中で、後部座席に座ったケラーマンはTV局のカメラマンの男に対しおかしな事をしなければ大丈夫だと話していた。その時、車のラジオからニュースが流れマイケルとリンカーンがいまだ武装して逃走中であること、そして、レイノルズ大統領がコロラドからデンバーに行くというニュースが流れる。それを聞いたマイケルは車を止めるようにいうと、リンカーンは倉庫として使われていた形跡のある建物のそばに車を止める。ケラーマンは銃をカメラマンに向けながらカメラマンをカメラと共に降ろし、マイケルとリンカーンは今後の事を話しながら倉庫内に入る。
(イリノイ州:フォックス・リバー刑務所)
・顔をかなり殴られたと思われるベリックは、刑務所内の医務室のベッドの上で目を覚ました。

ベリックは死にはしない、と虚勢を張るが殺しはしない、殺すと楽しみが減るとすごまれる。ドアが開き看護師のケイティーが現れ囚人を連れて行くが、医務室に一人取り残されたベリックは不安な表情を見せる。
3.
(モンタナ州:どこかの倉庫)
・マイケルは、カメラマンの男にカメラを渡し少し離れた所でリンカーン達と3人で話していた。

(メキシコ:シナロア州15号線)
・長距離バスの乗客となっていたスクレは、20人くらいの人と共に座席に座っていた。

スクレは数千マイルも先だ、だけど自分の人生すべてがそこにあると言うと、男はにやりとして女だろ?と指摘する。スクレも笑いながら女だというと男も納得したように笑う。
(ウィスコンシン州:アルゴマ)
・ヘイワイヤーがゴミ箱の中に入り、りんごをかじるが腐っているのかそばに居た犬のラリーに向かって投げる。

ヘイワイヤーは、(犬のラリーの)ドッグフードも買っていいといわれると、男の子からお札を受け取り店へと歩き出す。ヘイワイヤーの後ろ越しに男の子から自分の分のビールを買いたければ、どうぞといわれるが、ヘイワイヤーは振り返りながら自分は飲まない、父親が飲んでいた、と店のほうへ歩き出す。
4.
(モンタナ州:あるTV局)
・マイケルらに拉致されたカメラマンの男が、右手にカメラ、左手にテープを持ちさわがしい局内を歩いていく。局員達は男のほうに視線を向けていると男はある女性の前に立ち、テープを渡す。
(イリノイ州:FBIシカゴ支局)
・マホーン捜査官は地図の前に立ち、検問の場所を広げることを指示していた。すると、TVをつけていた誰かが促すと、マホーンも含めFBIの捜査官達はTVの周囲に集まる。TVからマイケル達に拉致されたカメラマンの男がマイケル達の映像を撮ったと前置きすると、画面にリンカーンが現れ、1.と同じようにリンカーンが現れ自分の名前、そして自分が無罪であることを宣言する。
・リンカーンはテレンス・ステッドマンを殺していない、だから死刑執行間近であったフォックス・リバー刑務所から脱獄したと話す。

マイケルはリンカーンに続いてテレンスは3年間も監禁されていて、その恐怖にたえられなかった、リンカーンをこの世から消そうとし、桁違いの金を盗み、無実の人間を何人も殺し、世界中で活動を行っている「組織(ザ・カンパニー)」で、アメリカ合衆国大統領も関係している、と紙の束を読み上げる。
(ワシントンでもキムがこのニュースを見ており、新聞の一面を飾る前に何か大事件を起こせと部下にどなっていた。)
(メキシコ:Calomatillo)
・スクレは初老の男がバスを降りた後、もう少し先の所まで乗っているつもりだったが、金が無かった為運転手におろされる。そのやり取りを先に降りて聞いていた初老の男がスクレに近づき、料理はできる?妻がなくなってしまったし、自分は料理ができない、だから料理してくれたら泊めてやるよ?と鶏の入ったかごを見せる。スクレはとまどうが、さっきのバスが今日の最後の便である事、男の家の前に車があった事からにこりと笑い、鶏のケージを持つ。
5.
(イリノイ州:FBIシカゴ支局)
・FBIの捜査員はテレビのモニターの前に立ち、マイケル達がしゃべっているニュース画像を見ていた。マイケルは、サラの好意を自分達が利用した、サラは無実であり今はサラが安全な場所を見つけた事を願っていると話していた。(マイケルはしゃべりながら右手の人差し指で、何かのリズムを取っていた)
・マホーンはこの画像を見ながら、ラング捜査官にマイケルが話していることを文字にするよう要請して、マイケルを撮ったカメラマンに状況を聞くよう指示すると、その場を離れようとした。その時、マイケルはアブルッチもトゥイーナーもFBIのマホーン捜査官によって殺された、そして彼が2年前に追っていた刑務所からの脱獄犯で未だに行方不明のオスカー・シェールズもマホーンが殺した、と話す。それを聞いていたFBIの捜査員達は一斉にマホーンの方を見るが、マホーンは馬鹿馬鹿しいといった感じでその場を立ち去る。
(ウィスコンシン州:アルゴマ)
・ビールの6缶パックとドッグフードの入ったビニール袋を抱えてきたヘイワイヤーはビールを少年と女の子サーシャに渡した後、木の箱を持ってどこかへ行こうとすると、サーシャがそれをどうするの?と聞く。

・ヘイワイヤーのいかだをみると、少年はあきれた感じでその場を離れるが、サーシャに地図は?と聞くと、ヘイワイヤーは老婆の家で切り取った風車の絵を見せる。サーシャは少し面食らった顔をしていたが、うまくいくといいね、私も朝起きるとどこかへ消えてしまいたいと思うの、それをやろうとしているあなたはすごいわ、といい、いかだにつないでいるロープを外す手伝いをしようとしてくれた。
・しかし、ヘイワイヤーはサーシャのそで口から手首にある内出血の跡を見つけると、手首をつかみサーシャを見つめる。サーシャはヘイワイヤーを見つめ、私の父親も酒を飲むのとつぶやく。それを聞いたヘイワイヤーはその場を離れようとするサーシャの手首を離そうとしなかったがサーシャに手を振り払われる。ヘイワイヤーは何か言おうとしたが異変を感じた少年が来た為、二人はヘイワイヤーのそばを離れた。ヘイワイヤーはサーシャの方を見つめていた。


6.
(イリノイ州:フォックス・リバー刑務所)
・医務室に居たベリックはマイケル達が脱獄に使用して切れたケーブルを見つめ、顔に氷をあてた。

ベリックはあと一晩でいいから、と懇願するとケイティーの表情が変わった気がしたが、ベリックが帰る時、ドアの鍵を俺の為に開けておいてくれ、と言うとケイティーは医務室を後にした。
(イリノイ州:FBIシカゴ支局)
・マイケル達を撮影したカメラマンの所にFBIの捜査員が撮影時の状況を聞きに来ていた。カメラマンの男は離れていたからよくわからない、マイケルが6時間で450マイル(約724km)と話していた事を聞くと、マホーンは地図上に円を書き込む。すると、キムから電話があり、マイケル達の状況を聞いてくる。マホーンはグレート・フォールズとヘレナ間にあるどこかの倉庫でマイケル達があの映像を撮影したこと、そしてそこから450マイルにある都市(シアトル、ポートランド、ソルトレイク、デンバー)のどこかに行く予定があることを話すと、デンバーと聞いたキムが反応する。キムからデンバーで午後3時から大統領のスピーチがある事を聞くと、マホーンはすばやく時間の計算をしてデンバーである可能性を上げる。
(どこかの道路)
・マイケル達は人目に付かない道路を選びながら車で移動していると、ラジオのニュースから司法省がマイケル達の証言を(証拠が無いことから?)退けた事、テロがあった事を知る。そのニュースを聞いたマイケルはテープが有効的になるまで待つしかないと話す。
7.
(イリノイ州:FBIシカゴ支局)
・マホーン捜査官の部下のウィーラーとラング捜査官がマホーンの部屋に入り、レイノルズ大統領のスピーチの中止を促すが、マホーンはマイケル達に気付かれたくない、と返す。ウィーラーは大統領をおとりにするなんて、もしもの時にと続けようとするがマホーンは問題があるのか?とウィーラーの方を見る。ウィーラーは少し間を空けた後、イエスと答えそう思っているのは自分だけ出ない事、マホーンがワンマンすぎる事を話すと、マホーンはめがねを外し、それなら(ウィーラーが)辞めろ、この方法以外にはない、というとウィーラーはその場を離れた。ラング捜査官は心配するが、マホーンはマイケルのビデオをもう一度チェックするといって部屋をでた。
(ワシントン)
・キムはある男と対面し、レイノルズ大統領はまだ使える、と話すが、男はメモを取り出し、何かを書き出した後キムにメモを見せる。しかし、キムはそのメモを見てマイケル達が来るならばレイノルズ大統領に何らかのメッセージを送る必要があると返す。


(メキシコ:Calomatillo)
・初老の男の家で食事をしていたスクレは、男から金なしで旅行するのはつらいだろう、といわれるが、はぐらかすように料理の腕を聞く。

男が金もないのに、イスタパまでどうやって行くんだ?と聞くがスクレは何とかするといって食事を続ける。スクレは食器を片付け始めた男に、今日見慣れない男を見なかったかと聞かれた事、寝室の場所を聞くと男に礼を言う。
初老の男が食器の片づけをする為に、テーブルに一人残ったスクレは車の鍵を見つけると、家の表に出て男の車を手で少し押し、家から少し離れた所でエンジンをかけた。
8.
(イリノイ州:FBIシカゴ支局)
・マホーンはマイケル達の映像を分析するチームと一緒に、音声から場所の特定ができないか映像から何かのメッセージがないか読み取ろうとしていた。

音から場所の特定はできなかったが、行動分析官がリンカーンのしぐさが気になり、リンカーンがしゃべっている部分には普段使い慣れない、何か台本のようなものを読んでいる、嘘をついているところ
がある事、何かメッセージを伝えようとしている事を指摘する。
(これはケラーマンがマイケルと共にわざと仕掛けたものだった。)
・その後マイケルが手にした紙を読んでいる画面が映ると、マイケルの右手の人差し指が何かのリズムを刻んでいる場面が出てきた。マホーンはその画面を拡大するようにいうとモールス信号で「水はあたたかい」、というものである事を知る。(これもマイケルがわざと仕掛けたものだった)
行動分析官たちは、何かのメッセージ、何かの意味をさがそうとするが、マホーンは何かを考えた後、違うという。マイケル達はシークレットサービスの人間と一緒にいてどんな調査がされるか知り尽くしている、大統領への接触もない、テープが分析される事もカメラマンの男に話を聞かれる事もわかっていたはずだ、だけど、このテープを何かの目的の為に放送して欲しかったはずだと言いきる。

・サラは窓際に設置されていたPCのモニターからマイケルがサラに当てたメッセージ「 I only hope by now you have found your Safe Haven.(今はサラが安全な場所を見つけた事を願っている)」を見ていた。
サラは何度か聞いた後、荷物から何かの本を取り出しページを開くと少し笑みがこぼれる。
9.
(イリノイ州:FBIシカゴ支局)
・同じ頃、行動分析官たちはマイケルがサラにあてたメッセージの場所を再生しており、何かが隠されていると話していた。マホーンはサラの話をもう一度聞くと、部分の言い方は他の箇所と違う、何かの詩なのでは?と表情を替え、マイケルは単にサラに何かのメッセージを伝えようとしている、とサラに関する情報を集めるよう指示する。
(メキシコ:Calomatillo)
・スクレは車のライトをつけ、道路を走っていた。しかし、パトカーのサイレンがなり、車を盗んだ初老の男の家に連れ戻されてしまった。警官達は、初老の男に車をスクレに盗まれた?と聞くと、男はうなずきながらガソリン代を私忘れていたよといい、スクレに金を渡す。警官達は盗まれたのでは?と聞くが男が否定した為、警官達はその場を離れていく。スクレは言葉を失いその場に立ち尽くしていたが、男は愛をつかめと言い、家の中に入っていった。


10.
(イリノイ州:FBIシカゴ支局)
・ラング捜査官はウィーラー捜査官にサラはイーメールもほとんど使用していなかったし、クレジットカードからわかる交友関係もほとんどなし、仕事だけが生きがいだったようだと話していた。すると、横にマホーン捜査官が現れ、ラングからサラに関するファイルを持っていく。その様子をウィーラーが見ていたが、マホーンはファイルを見た後、どこかへ向かった。
(どこかの建物の前)
・リンカーンは新聞のスタンドから新聞を抜き出し、モンタナのモーテルにあった男の死体についてのニュースを見ると、新聞にはモーテルの管理人をマイケル達が殺したと書かれていた。それを見たリンカーンはマイケルにそのことを告げると、ケラーマンはだから言っただろう?というと、リンカーンはマイケルと二人だけで話したいという。ケラーマンが少し離れた後、リンカーンはマイケルにサラが見つからなかったらどうする?そもそもケラーマンはサラが持っている情報が目当てで自分達の方についたのでは?というと、マイケルはリンカーンの方を見た。
(ウィスコンシン州:アルゴマ)
・ヘイワイヤーは少年に家まで送られてきた少女サーシャの後をつけていた。少年が自宅の前におくり、サーシャが家の中に入ると、家の中には父親が待っていた。サーシャは少年と会っている事を責められるが、父親の手を振り切って室内に入る。すると、父親は暖炉のそばに立てかけてあった鉄の火かき棒を取り、サーシャの後を追おうとしていた。しかし、突然ヘイワイヤーが現れ、サーシャの父親の頭を何かで殴打するとサーシャの父親はその場に倒れた。そして、室内から何かを殴打する音がしている。
11.
(イリノイ州:フォックス・リバー刑務所)
・FBIのマホーン捜査官は勤務中の看護師ケイティーに会ってサラの事を聞いていた。しかし、サラは友達だけど何も知らない、と答えると、マホーンはケイティーにマイケルがサラに送ったと思われるビデオメッセージを文書化したものを見せた。しかし、ケイティーから何の手がかりも得られないと解ると、マホーンはベリックに会う。
・医務室でベリックに会ったマホーンは、ベリックが誘ったことがきっかけでサラが勤務する事になったことを聞くが、ベリックは見返りがなければ何も話さないと突っぱねる。マホーンは何かあるならなんとかしてやる、といい看護師ケイティーに見せたマイケルのメッセージをベリックに見せる。すると、ベリックは独房といい取引をしたあと、「another chance」「safe haven」という箇所を指し、AA(中毒患者の会/依存から立ち直った患者が報告したり、話し合う会)で使用される本「The Big Book
・マホーンはAAで使用される本「The Big Book」を借り、「another chance(もうひとつのチャンス)」という章を見つける。そして、「safe haven(安全な場所)」「help others(他人を助ける)」「doctor’s nightmare/医者の悪夢(正確にはdoctor bob’s nightmare/医師ボブの悪夢)」を見て、オハイオ州アクロン、セント・トーマス病院という箇所を見つけ、その後にマイケルが言った「one」を思い出し、腕時計を見ると、12時50分をさしていた。
(オハイオ州:アクロン セント・トーマス病院前)
・リンカーンとマイケルは病院の前に立ち、サラにメッセージは伝わらなかったことを話していた。

(マホーンはその時、部下達に地元警察をこの病院に向かわせるようフォックス・リバー刑務所の廊下を歩きながら電話で指示をしていた。)

サラの話を聞いたマイケルは眉間にしわを寄せる。そして、サラが父親から鍵を託されている事を知ると、サラに一緒にすべてを解決しようと話す。

元から味方はあなただけだった、サラが持っている証拠を持って帰るよう言われると、ケラーマンは電話を切った。
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